WonderBoy's blog

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「草葉の陰」とデーモン小暮閣下

NHKの幕末特集番組で、吉田松陰のペリー密航未遂?を取り上げていた。ゲストの一人にデーモン閣下がいた。鈴木奈穂子アナウンサーが「デーモンさんもそのときには生きていたわけですから、その模様をご覧になっていたかもしれませんねw」とスタジオを軽く雑談モードに持っていった。さらにデーモンさんに「10万何歳でしたっけ?」などとふり、デーモンさんもそれにのっかり「10万○○歳」などと応え、その後に「うん、(吉田松陰の)そのときも草葉の陰からね」と手でヒョイっと何かから顔を出すような仕草を交えてトークしていた。

「草葉の陰」である。これ、「あの世から」的な意味で亡くなった人が天から……のような意味合いだと思うのだが、デーモン閣下はおそらく間違えていたのだと思う。よしんば、デーモン閣下が「我輩のホームは地獄であるわけだから、地獄はつまりあの世、草葉の陰からというのは、地獄から見ていたという解釈でも間違いはあるまい、ハッハッハ」と考えたとしても、なんというか無理があるというか、不自然。素直にデーモン閣下が覚え間違いしていたと考えるのが自然だろう。

デーモン閣下はTBSの昼の番組でも、たびたび話の筋を読み違えているなぁって思うときがある。「閣下、今の本質的テーマはそこじゃないから…」と切ない気持ちになる。なにか、賢いことを言おうとして空回りしているような、そんな寂しさがあるのだ。